ドキュメント 戦争広告代理店〜 情報操作とボスニア紛争(高木徹)

人から薦められて読んでみました。


もともと世界情勢に疎くて、ボスニア紛争が起きたのも自分が生まれて間もない時のことなので、興味を持って最後まで読めるのか?という不安が最初はありましたが、結果的にその必要はありませんでした。


というのも、多数の取材を基に感情を交えず論理的に文章が書かれているので、筆者がひとり独走する感じがなく、読者を置いていかないのだと思います。


他国の明暗さえも印象操作してしまうPR企業の活動は素晴らしいのかもしれませんが、個人的にはその必要がない世の中であればなぁ・・・と思います。人間が生き続ける限り、戦争も様々な不祥事もなくなることはないでしょうから、無理難題ですが。